奎星会について


「奎星」とは文を司る星のことである。
文字を作ったと伝えられる蒼頡のことを書いた句の中に「奎星韻曲の勢を察し」というのがある。
文運は常に変貌する意もあり、奎星には新しいということの意も含んでいる。
昭和27年、東京都美術館において第1回展を開いて以来、本年68回奎星展を迎えた。

 

奎星会は現在全国に1000名以上の会員を擁している。現代の日本の書道界において最も尖鋭的な創作活動を行っており、前衛書の旗手として書壇をリードしている。初代会長上田桑鳩の「自己に忠実であらんことを」、また第二代会長宇野雪村の「書は点と線の結合によって生まれる」を基軸として各会員の個性と創造性を重視し、新たな現代書の可能性を探り旺盛な展覧会活動を続けている。また、古典に立脚して確かな造形感覚を涵養し、現代に生きる文字性創作にも力を注いでいる。一方、奎星会は書の必需品である碑版法帖、伝来・新出土の文字資料、文房四宝(筆、墨、硯、紙)にも関心が深く、積極的に調査研究を行い、書的造詣を深めている。 

>>> 奎星会の歴史上田桑鳩(初代会長・創設者)宇野雪村 (第2代会長)歴代会長(第3代会長以降現在)

上田桑鳩作「獅子吼(ししく)」(昭和39年)
上田桑鳩作「獅子吼(ししく)」(昭和39年)
宇野雪村作「MEI」
宇野雪村作「MEI」

奎星会の歴史・沿革


昭和15年  上田桑鳩を中心として芸術研究団体「奎星会」を発足。

同年11月 第1回奎星会員展を東京銀座鳩居堂で開催。

昭和27年 第一回奎星展を東京都美術館にて開催。機関紙「奎星」を創刊。書を純粋芸術としての視点から前衛書を提唱して、書壇に不動の位置をしめた。

昭和30年 上田桑鳩日展離脱

昭和31年 奎星会アメリカ巡回展開催

昭和35年 奎星会ドイツフライブルク書道展開催

昭和44年 第2代会長宇野雪村就任

平成3年 創立50周年記念 「近世中国明清書画展」開催

平成8年 創立50周年記念 「文房清玩展」開催 第3代会長稲村雲洞就任

平成9年 「確認・無限-奎星代表作家展」開催

平成11年 「上田桑鳩生誕100年展」開催

平成12年 「奎星新人100人展」開催

平成13年 創立60周年記念「奎星書の流れ展」開催

平成15年 「奎星選抜100人書展」開催

平成17年 「奎星会代表新鋭作家展」開催

平成18年 創立65周年記念「拓本を中心とする龍門石窟展」開催 第4代会長岸本太郎就任

平成19年 「'07奎星俊英作家展」開催

平成20年 「'08奎星俊英作家展」開催

平成21年 特別企画-100人の主張-「'09奎星50人の書」開催 第5代会長菅野清峯就任

平成22年 特別企画-100人の主張-「'10奎星50人の書」開催 第6代会長大楽華雪就任

平成23年 70周年記念「宇野雪村の美」開催

平成24年 「奎星書の流れ展」第2弾開催 第7代会長中原茅秋就任